「秋なすは嫁に食わすな」「一富士・二鷹・三茄子」などといわれ、貴重な野菜や縁起物としてよく知られている「なす」。
なすには栄養がほとんどないといわれていますがとんでもない!あの紫色の実の中には、女性にうれしい効果がたくさんつまっているんです。
今回は、なすの効能や便利な保存方法、秋ならではの美味しいレシピをご紹介します。
なすに栄養なんてないはウソ!?本当の凄さは皮にあった
なすはきゅうりと同じように夏野菜のイメージがありますが、じつは秋深くなった頃に出回るなすの方が身が引き締まって旨味がぎゅーっと凝縮していて一番おいしいんですよ。
「秋なすは嫁に食わすな」といわれるのも、嫁に食べさせるのはもったいないほどおいしいから独り占めしたい!ということなんですね。
なすはきゅうりと同じで水分が90%以上もあるので、まったく栄養なんてない!とよくいわれますが、じつは!なすの皮に含まれているナスニンという成分がスゴイんです。
なすにはポリフェノールがいっぱい
なすの紫色はポリフェノールの一種であるナスニンが含まれている証拠!
そのため、なすは皮ごと食べることで貴重な栄養成分をしっかり摂り入れることができるんですね。
ポリフェノールは強い抗酸化作用があるとされ、体の中の活性酸素を速やかに除去してくれるといわれています。
活性酸素は身体をサビさせる原因になるといわれるため、除去されることにより美容やアンチエイジング効果が期待できます。
秋なすは嫁に食わすなの本当の意味は?
なすは水分が多いため、身体を冷やしやすい野菜です。
それをメリットにとれば、のぼせや血圧高めが気になるときに摂っておきたい食材といえますね。
しかし、妊婦さんのように身体を冷やしたらいけない場合もあります。
「秋なすは嫁に食わすな」という言葉は、あまりにおいしいのでお嫁さんに食べさせずに独り占めしたいという意味の他にも、身体を冷やす恐れがあるから食べさせるな、という意味もあったんですね。
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なす料理を時短するには冷凍保存するのが便利!
なすの成分はほとんど水分ですし大変蒸発しやすいので、冷蔵庫に保存していてもすぐにダメになっちゃいます!そんな時にはなすを冷凍保存するのが賢い選択。
● なすの冷凍保存のやり方 ●
- なすはキレイに洗ったら乱切りや、角切りなど食べやすい大きさに切ります。
- 水につけてあく抜きしたらキッチンペーパーでしっかり水気を取ります。
- ジップロックに入れて冷凍保存します。
- 冷凍保存だと1ヶ月持ちます。
調理するときには解凍はせずに凍ったまま使います。解凍するとびしゃびしゃになり味が落ちやすいです。
なすは皮に栄養が含まれているので、できるだけ皮をむかないで調理する方がいいのですが、焼きなすのように皮をむいて食べる料理の場合は、初めから調理して冷凍保存するのも便利です。
皮ごと食べて栄養バッチリ!なすの秋色レシピ
皮ごとなすをたっぷりおいしく食べるには「なすの揚げ浸し」がおすすめです!
基本的にはなすを揚げてつゆに浸すのですが、電子レンジでも簡単にできるんですよ。
材料
○ なす 4本
○ ごま油 大さじ3
○ つけだれ
つけだれ
○ 希釈しためんつゆ 100cc
○ 砂糖(甘味なら何でも)小さじ1
○ みりん 大さじ1
○ しょうが(千切り、チューブでもOK)適量
○ お酢 小さじ1
※お好みで唐辛子を入れてもおいしいです。
作り方
- なすは表面に斜めの切れ目を入れます(お好みで乱切りにしても)
- 耐熱容器になすを並べたらごま油を回しかけます。
- ふわっとラップをかけたらレンジで8分チンします。(なす1本につき2分)
- ボウルに作って置いたつけだれを耐熱容器に入れて冷まします。
- 仕上げにかつおぶしやネギを散らしてもいいですね。
揚げ浸しは熱々でもおいしいですが、冷やすとまた別の美味しさが味わえます!
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まとめ
夏野菜のイメージがあるなすですが、秋に出回るなすは美味しさが凝縮していて実がきりっとしまっていてとてもおいしいです。
皮に含まれるポリフェノールは強い抗酸化作用があるため、アンチエイジングや美容にも効果を発揮します。
いつまでもキレイを保ちたい女性はぜひ、皮ごとなすの揚げ浸しを作って食べ尽くしてくださいね!