10月10日に2018年と2019年のノーベル文学賞が発表されましたね。
日本では毎年、村上春樹さんが受賞なるか!で盛り上がりを見せていますね♪
受賞者は、2018年がポーランドのオルガ・トカルチュクさん、2019年がオーストラリアのペーター・ハントケさん!
今回は、ノーベル文学賞を受賞した作家さんの中からおすすめの小説をご紹介します♪
どれも奥の深い小説ばかり!ぜひチェックしてみてくだい。
2019年受賞 オーストラリア作家☆
『 私たちがたがいをなにも知らなかった時 』 ペーター ハントケ(著)
まずは今年の受賞作家さん。
ペーター ハントケさんは小説家だけでなく、劇作家や脚本家までマルチに活躍されています。映画「ベルリン・天使の詩」の脚本も書かれているんです。
この作品は全編通してセリフがない無言劇という珍しい作品です。セリフのない小説を読むのはとても集中力が必要ですが、この作品はとても楽しく読めました♪
なんだかセリフのないコミカルな舞台を見ている気分に。少し変わった不思議な読書体験ができますよ♪
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2018年受賞 ポーランド作家☆
『 昼の家、夜の家 』 オルガ トカルチュク(著)
日本語訳された作品はかなり少ないですが、ノーベル文学賞を受賞しましたから、これからたくさん翻訳されるのが楽しみですね♪
こちらの「昼の家、夜の家」という作品は、日本で不自由なく幸せに育った日本人には到底理解できそうにない…それが正直な感想でした。
自分には一生できない経験を小説で感じさせてもらっているような…異国の本を読んでいると何度もそう感じます。
難しいというわけではなく、その国の時代の背景が感じられる独特な雰囲気をもつ作品です。
1999年受賞 ドイツ作家☆
『 ブリキの太鼓 』 ギュンター・グラス(著)
ギュンター・グラスさんの作品は日本語訳も多く出ています。
この作品はかなりの長編ですし、重みのあるストーリーなのでかなり気合がいる作品。第二次世界大戦や戦争という、時代背景も相まってすごく厚みのある内容の作品ですよ。
映画化もされていたので、映画を先に見てから挑戦すると◎
日本文学にはなかなかない素敵な作品です。
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1982年受賞 初のコロンビア人作家☆
『 百年の孤独 』 ガブリエル ガルシア=マルケス(著)
ガブリエル ガルシア=マルケスさんは高校時代から執筆を始めていたそうです。
「百年の孤独」は世界傑作文学100にも選ばれていて、日本人作家や海外の作家に多くの影響を与えたそうです♪
作品はかなりのボリュームで読み終わったときの達成感がすごい!
圧倒的スケール感で、まるで現実と夢を行き来しているかのよう…100年旅をしてきた感覚にすらなってしまいます。
1968年受賞 初の日本人作家☆
『雪国』 川端康成(著)
ノーベル文学賞初の日本人受賞者となった川端康成さん!
日本人ならほとんどの人が名前を知っている作家さんですね。国語の教科書に載っていたのを覚えています。
代表作といえば「雪国」はもちろん、「伊豆の踊子」「抒情歌」などもあげられます。
「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」このワンフレーズはとても有名ですよね。よくクイズ番組でも問題として出ていませんか!?
難しいと言われる内容ですが、美しい日本語から想像できる雪国の風景。この小説が一つの芸術作品なんですよね。
若い頃に読んだときは難しいと思いましたが、年齢を重ねてから読んだときはとても感銘を受けました。
日本語が素晴らしい言語だということも再認識させられます。
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ノーベル文学賞作家の作品はやはりすごい☆
いかがでしたか?1900年代からほぼ毎年受賞者がいるのでまだまだたくさんご紹介したいのですが、今回はここまで♪
文学賞に選ばれるだけの理由がちゃんとありますよね。「重み、厚み」奥深い作品がたくさんあります。
ぜひ、ノーベル文学賞の作品を読んでみてください!